クリスマスシーズンのマンチェスター・ユナイテッドといえば「カントナ12人!11人!……」と歌うのが定番というものですが、デビッド・モイーズ・レッドアーミーはクリスマスを祝っている余裕なんか全然ありませんので、”We’ll Never Die!!”と必死に歌うことが多くなっています。
シンプルな歌詞なんですが、試合に負けているときや苦境に陥っているときのみならず、ミュンヘンの悲劇の追悼式典などでも歌われる重要なチャントです。
“♪We’ll Never Die, We’ll Never Die,
We’ll Never Die, We’ll Never Die,
We will keep the Red Flag flying high,
‘cause Man’United will Never Die!”
さて、過日浮かれ気分の街中を歩いていると、この”We’ll Never Die”の旋律が突然流れてきました。驚くことしばし。クラシカルで荘厳なアレンジです。
よくよく調べてみると、この旋律はドイツ民謡がルーツのクリスマスソングとして有名な”O Tannenbaum:もみの木”という曲なんですね。
このメロディは様々に転用されているようで、ユナイテッドの”We’ll Never Die”はストレートにここから派生したものではなく、この曲をメロディとした労働党の愛唱歌”Red Flag”からの孫引きにあたるものでした。
ユナイテッドはもともと鉄道員が作ったクラブチームですから、どっちかっていうと赤くてしかるべきなのかもしれません 🙂