私は聞き逃しませんでしたが、先週のユナイテッド – サンダーランド戦の終盤、なんとかしようと上がりまくりのラファエルのカバーで最終ラインへ戻っていたルーニーを評して、解説のカスヤンが
「サボりませんねえ…彼は本当に……」
とちょっと声を詰まらせていました。キーンを失ったサンダーランド相手に、引き分けで 2 ポイント失うのは限りなく負けに等しいというヒリヒリした空気の中、たしかにあれは、本当に本当に感動的なカバーリングでした。ヴィディッチが、先週のダービー得点時にルーニーが見せたようなゴール時の大歓喜をしたのもまたうなずけます。
それにしても、ルーニーのような精神力を持った選手は、まあほかにいないでしょう。それでいて、シティ戦の最後のウルトラロングシュート(という名のコント)もちゃんとできるんだから、ちょっと人としてのレベルが違う感じです。ユナイテッドとルーニーが好きで本当によかった。
今は本当にコンディションもモチベーションもよさそうで、かつ意識も高そうに見えます。これからの来日にあたって、世間的にはバロンドールなロナウドのほうが話題になると思いますが、なんだかんだ言ってもルーニーはユナイテッドのダイナモであり、エンジンであり、ガソリンなのです。