iPhoneのむこうに日本を透かしてみる

iPhoneを触ってきたのですが、直感的に「これは売れてしかるべきだな」と思いました。が、それはリーズナブルな価格でインターネットコネクションが得られる、というのが前提ですが。AT&Tに対する2年縛りや、結局必要になるんであろうWiFi環境の確保がアメリカ国内においてどれくらいの負担感があるものなのかはイメージできませんが、デバイスとしての仕上がりはかなりのもの、というのが第一印象です。ちょうど読んでた新聞にも「ビジネスシーンへの適用可能性」なんて記事があったりして、そこはかとない旬の香りがします。

ただこういうのを目にすると、極端な話「どこの国でもそのままつながります。日本以外は」という孤立した状況になっている携帯電話界隈の事情にますますガックリきます。今の日本に欠けているのは、グローバルな視点での右翼思想かもしれません。賭けてもいいですけど、狭いところで潰し合いをしていて得られるものって、物凄く少ないです。ダサいです。

モノが流れてこない
 ↓
ヒトが流れてこない
 ↓
情報が流れてこない
 ↓
金が流れてこない
 ↓
モノが流れてこない
 ↓
(以下ループ)

って方向に、本当に進んでしまいかねない気がするんですよねえ。