鉄道には夢がある。なぜなら線だから。飛行機には夢がない。なぜなら点だから。駅にも空港にも、夢がある。なぜなら始まりと終わりを規定するポイントだから。
色即是空の精神をもってすれば、形あるものが滅することに恐れを抱く必要はないし、形なきところに形が現れることもまた必然、と理解するのはたやすいのかもしれません。禅の本を読んでいても気づくと途中で寝ていたりする私ですので、実は全然ダメーな理解なのかもしれませんが。
とはいったって3年から5年であっちこっちをフラフラすることを繰り返している私には、40年もの継続がなされた事実に対しては、身内ゆえの割引を施すにせよ強い敬意を抱かずにはいられないのであります。10代から50代まで同じ仕事を続けるなんつうのは私にはできなかった芸当でありもう一生できないわけですが、ホントに自分の肉親なのかね、と思ったりもするわけです。ま、たいしたもんだ、と。
おかげさまをもっての大団円となり、こちらの思い以上にお客さまに愛されていたという事実を再確認するにあたり、これは大した資産だなあ、としみじみするわけです。どんな商売も、お客さまあってのもの。誇りと感謝の気持ちでいっぱいです。長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。
Cheers!