ハルキ・ムラカミと言葉の音楽
ジェイ・ルービン 畔柳 和代新潮社 2006-09-28
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有名な人が紹介しているからとか流行っているからとかという文脈でとらえていただいて全然かまいませんが、この本はよい本ですね。なぜそう思うかといえば、村上春樹の著作を1冊も読んだことがない私がちゃんと読めるからなわけですが。
本書で紹介されている、「スポンティニアスに言葉が湧き出てくる」、「自分でも意味がわからない」、「書いてて自分で気づいた」といった感覚は、私が村上春樹に似ているとかそういう意味とはまるで無関係に、とてもよく理解できるのです。データ化プロセス化システム化と、感覚的属人的神が舞い降りる的感覚とのあいだに、なにかがあるんだろう、と思っています。