Urchinのサービスが妙にしょっぱくてどうにかならんもんかと思っていたら、Google Analyticsに人員を吸収されていたのであった。IPの逆引きなんていう間違えようのないところを間違えるんだから、httpの環境でUrchinを使う意味はほとんどないですな。
しかしGoogle Analytics。見れば見るほどよくできてます。ユーザー視点から見ると、いまのうちに「公開してよいと自分が思う情報」、「公開したくないと思う情報」の区別をつけるクセをつけておかないと、本当にえらいことになりそうな予感。たとえば私であれば、iTunesのプレイ履歴を公開することは問題ないと思っているけれど、誰と会って何したというような情報を公開したいとはまったく思っていない、ということですね。
私が危惧するのは、公開しすぎるとダイレクトメールがウザくなるとかって話ではなくて、人のアクティビティを分析するメソッドがリッチになるにしたがって、社会がつまらなくなるんじゃないか、ということです。自分のこと話したい系の人が続出な昨今、「ITリテラシーって何だ?」という重要なテーマがしっかりと根を張っているようにみえます。かなり透過性の高いレイヤーで。