ジダンは明らかに10年に1人の選手。
クライフとミケルスは11人全員の連動性によって、マラドーナやバッジオは人智を超えた足元の器用さによって、ファンタジーを奏でました。ジダンのチームもまた、それらの歴史に続くページに記されてしかるべきものであると思っています。
玄人マケレレ先生とのコンビネーションは、ファンタジーの源泉はどこにあるかという永遠の方程式を、汗かき屋の存在意義という観点から明確に解明したものなのです。マケレレがチェルシーへ移籍したとき、誰よりも嘆いていたのはジダンだったに違いないのです。
冷静に考えると、キャリアのピークを迎えつつある選手が多いイタリアが有利な気はしますが、私は評論家ではないし、訳知り顔で分析する必要なんかまったくありません。というわけでフランスがんばれ超がんばれ!