J2はワールドカップに関係なく試合があって、横浜FCは本日もキング・カズや城や山口が草津を相手に勝利を収めている一方、同じ1-0で勝利したイングランド代表は基本的にタテヨコの動きに強い選手ばかりで、ナナメに展開しようとする(というか、ドリブル馬鹿なだけともいうけど)選手がジョー・コールしかいません。
途中出場したダウニングはとてもよい選手ですが、彼もまた左足からのクロスボールが正確というのが最大の特長であって、つまりベッカムを左利きに反転させたようなタイプなわけで、ジョーを真ん中にしたところでタテヨコ型なのは変わらないのです。
プレミアの場合だと、そうした選手とともにチェルシーのマケレレ先生、ユナイテッドのロナウドや朴、リバプールのルイガルといった各国のタレントを要所に配置して面白いサッカーをするチームが多いわけですが、イングランド代表ではそれぞれが並みの選手にしかなれない、という状況。倉内は一生懸命やっていると思うけど、いわゆるポストができるほど器用ではないですねえ。
ジョーの切れ込みと倉内(でもなぜかノーマーク)が一番成功した場合
暑さとかピークはまだ先とか、悪パフォーマンスの要因はいろいろあるでしょうが、やはりルーニー不在ばかりが気になった試合でございました。どこかのインタビューでギャリー・ネヴィルが言っていたとおり、ルーニーはイングランド代表におけるロナウジーニョなのでしょうね。
つってもまあ8月にはプレミア始まってしまうわけで、私にとってのサッカーは4年に1度のお祭りではなく日常の楽しみなので、サー・ボビー・チャールトンもおっしゃるように無理にルーニーを疲弊させてもらいたくはないけど。
Charlton: Don’t Risk Rooney
Sir Bobby Charlton has issued an impassioned plea to Sven-Goran Eriksson not to risk Wayne Rooney’s long-term fitness by bringing him back from injury too soon.
http://www.manutd.com/news/fullstory.sps?iNewsid=336836&itype=466&icategoryid=120