へえと思って実際試してみて、結構素で驚いてしまいました。たぶん、私が必要する機能は十分網羅されています。Microsoft Officeとの互換性云々については、普段仕事でMS-Officeを使っている人なら、普通にケアできるレベルだと思います。
何でドカーンと来ないのかを考えたら(Googleが誕生してからAltaVistaあたりのポジションを奪ってドカンと来るまでって、思えばあっという間だった気がするし)、単に「知られてない」だけですよね。マイクロソフトが次期Officeのインターフェイス(というか機能のくくり方とか)を大幅に変えるつもりでいるのは、ユーザビリティの向上などの(表向きな)理由もさることながら、こうした勢力がノシてくる前にユーザーを再洗脳しちゃおう、という意図もあるのかもしれません。それなりに持っているはずのアセスメントテストの結果あたりをうまく素材として使って説明していかないと、「ただ混乱するだけです要りません以上終わり」と、誰にも相手にされなくなる恐れがありそうですけど。ま、いま次期Officeのことを考えているのは、それ自体が商売に絡む人だけですね。
ところで気になるのは、「MSに対するカウンター」という以上の文脈を、はたしてSunが持っているかどうかということですが、まあその答えにリアリティを持たせなきゃならないのは、まだ(少なくとも向こう1年くらい)先のことでしょう。そもそもオフィス製品の市場が飽和状態なのは明らかなんだし、いまさらStarOffice/Suiteになにができるか、という。
しかしこれ入れとくだけで、Acrobatの一番安い版とかも全然不要になりますね。
OpenOffice 2.0に対し、フリーソフトウェア支持者が「Javaを使いすぎ」と批判
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0505/10/news053.htmlしかしフリーソフトウェア陣営からは、オープンソースプロジェクトであるOO.oが、Sun Microsystemsのプロプライエタリなプログラミング言語であるJavaに依存しすぎているのは問題だという声も聞かれる。
一部のOO.o支持者らによると、こういった批判は、熱狂的なフリーソフトウェア信奉者の誤解やMicrosoftの宣伝、あるいはOO.oに反対する勢力によるエセ草の根運動(“サクラ”を雇って運動が盛り上がっているように演出すること)による結果だとしているが、フリーソフトウェアコミュニティーにはOO.oに対する具体的な批判も幾つかあるようだ。
「Microsoftから特許侵害で訴えられることはないと考えている」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/NEWS/20041025/151698/Louis Suarez-Potts氏は「OpenOffice.orgはSunではないので,Sunのビジネスについては関知しないが,OpenOffice.orgはMicrosoftと競合関係にはない。競合しているのはSunのStarOfficeだ。OpenOffice.orgはMicrosoft Officeと補完関係にある。例えばMicrosoft Offieはバスク語にローカライズされていない。OpenOffice.orgがあることで,バスク語ユーザーはMicrosoft Officeとデータをやりとりできる」として,Microsoftから訴えられることはないと考えているとの見解を示した。
いろいろ入り乱れてるんだなあ。